● 重たいドリンク類はネット通販の定番
ネット通販の定番といえば、やはり重たいドリンク類。なかでも毎日飲む水は、駅からの帰り道に重い思いをして持ち帰るよりは宅配便が圧倒的に楽ですね。
ただ、ネット通販で「どこが水がいちばん安いか」を探し出すと、10円単位で価格競争が行なわれています。このため、最も安いところで購入しようと思うと、価格は内税なのか外税なのか、送料、届くまでに要する日数などをチェックして毎回比較する必要があり、探すこと自体にだんだん疲れてきたりします。
定番の方法としては、常飲しているミネラルウォーターなど購入する商品がすでに決まっているなら、選択肢の豊富な楽天市場で商品名で検索する方法があります。水に関しては、楽天市場の最安値がネット通販最安値のことも多いのですが、その最安値と張り合うぐらいに安いのが、今回の「特売屋 NIJIBEKKAI」です。
「NIJIBEKKAI」で取り扱っているのは、水をはじめ、コーヒーやお茶などの飲料、ラーメンなどのインスタント食材、お菓子など。商品は基本的にすべて国内ブランドのもので、激安ショップにありがちな、海外からの輸入品はありません。
「NIJIBEKKAI」のサイトはいまどきめずらしいほどシンプルな作りですが、商品自体がよく知られた国内ブランドのものばかりなので、商品に不安はありません。ブランド服や雑貨のように、買うプロセスそのものを楽しむようなジャンルの商品でもないので、目的の商品が見つかりやすければ必要十分ではあります。
サイトデザインはそっけないものですが、扱っている商品は知名度の高い国内メーカーのものですし、発送にあたっては商品を保護するに十分な梱包もされているので、個人的に何度か使っていますが、これまでトラブルにあったことはなく快適に使っています。
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「ドリンク館」の一覧。「ミネラルウォーター」だけでも20種類以上、フルーツ飲料や野菜ジュース、コーヒー、お茶、スポーツドリンクなど定番のものを中心に豊富な種類が揃います
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「NIJIBEKKAI」によると、ウィンドウショッピングなどで楽しんで買うものとは違う、水やドリンクなどの「義務的に買わなければいけないもの」はネット通販でさっと済ませてもらい、お客さんに時間と価格を節約してほしいという気持ちでショップ運営を行なっているそうで「簡単に注文でき、極力安く、宅配便で楽に受け取ってほしい」とのこと。確かに、水などは、料理用・飲料用として常用する家庭では、義務的に買わなければいけないものの代表格と言っていいかと思います。
● メルマガや「得!BUY飲料館」「得!BUY何でも館」のコーナーは必見
「NIJIBEKKAI」で取り扱うカテゴリーは、サイトのトップページにある「商品カテゴリー」から確認できますが、その中にある「得!BUY飲料館」「得!BUY何でも館」はいわゆるアウトレットコーナーです。期間限定で格安販売されている商品や、賞味期限があと数カ月と迫ったものなどがざっと写真入りの一覧で並びます。
ここで提供されている商品は格安の商品が多く、いいものは売り切れも早いので、メルマガ購読や店舗のブログをRSSリーダーなどでチェックすることをおすすめします。
この「NIJIBEKKAI」には、独自ドメインで運営する本店のほかにも、Yahoo!ショッピング店やストアミックス店などもありますが、このアウトレットコーナーに掲載される格安のものは、ほかの支店にまで掲載されずに本店での掲載でほとんど売り切れてしまうことが多いそうなので、本店の商品チェックがおすすめです。
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「得!BUY飲料館」で買った野菜ジュース。我が家の場合は2人で毎朝野菜ジュースを飲むので、24本なら10日ほどで飲みきってしまいます
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賞味期限が今年の12月7日までのため格安でしたが、よく飲む家庭なら、期限的な余裕も十分です
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● 配送の1個口が大きく、何個口になるのかの連絡もていねい
送料については、よくある「○○○円以上の購入で送料無料」といったシステムはなく、送料無料の一部商品を除いて、すべて送料がかかります。1個口で本州450円、北海道・九州・四国が650円。
水やラーメンなど、箱が大きかったり重量のあるものを通販で購入する場合、どのくらいの大きさ・重量までなら1個口で送れるかは、実はショップによってかなり対応が違います。
「NIJIBEKKAI」の場合、1個口の目安は、ペットボトルなら500mlで2ケース(48本)、1.5L(8本)で2ケース、ラーメン類だとカップヌードルで4ケース、5食の袋麺で3ケース。ミカン箱(10kg)で2箱分ぐらいが目安となり、かなりの分量・重量までが一個口にまとまります。
サイトで注文が完了すると、何個口になるのか、送料の見積もりがメールで届きます。その送料で納得がいけば返信して発送してもらえばよく、「1個口でいけると思ったのに、2個口になっていて送料が倍かかってしまった」というようなトラブルが避けられる仕組みになっています。ちなみに、この送料見積もりへの返信は必ず必要で、返信するまで発送されませんのでご注意を。
また、サイトで注文する際に「1梱包なら即OK」「2梱包なら即OK」「3梱包なら即OK」のボタンがあるので、これにチェックを入れて注文すると、選択された梱包数以内でおさまるときは見積もりへの返信が必要なく、スピーディに発送されます。まとめ買いする水や食料品などは、「いつもの商品をいつもどおりに注文する」ことも多いので、何個口になるかすでにわかっている場合も多く、見積もりに返答する手間がいらないので便利です。
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なるべく1梱包になるよう、1つにまとめられて届きます
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小さい商品は緩衝材を入れられ、ひと箱にまとめられてきます。万一、商品に破損があった際は返品もできます
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支払いには、「みずほ銀行」「ジャパンネット銀行」への銀行振込や郵便振替(手数料は購入者負担)、代引き(手数料一律300円必要)、クレジットカード払い、コンビニ決済に対応しています。銀行振込・コンビニ決済・郵便振替の場合は入金確認後の発送、代引き・クレジットカード払いはすぐに発送されます。
商品の発送は千葉県からで、日時指定は4日後以降が指定できますが、これまで個人的に利用してきた範囲では、日時指定なしで注文すると、翌々日には届くことが多かったです。ちなみに、代引き以外の決済方法であれば、注文者以外の住所に発送可能で、「御礼」「内祝」など、簡単なのしを無料でつけることもできます。
また、購入時に会員登録すると、購入額100円につき1ポイントが「特売屋ポイント」として貯まり、次回の購入時に利用できます。ポイントプログラムの「ネットマイル」にも対応していて、購入金額の1%がポイント還元されますが、この場合は特売屋ポイントは貯まりません。特売屋ポイントは1ポイント1円で利用できるので、このサイトを繰り返し使うようなら特売屋ポイントとして使うほうがお得です。
● 値上がりが予定されているインスタントラーメンの買いだめに
さて、来年、2008年の1月から17年ぶりに、インスタントラーメンが一斉に値上げされるのをご存じでしょうか。原料となるパーム油や小麦などの原材料価格や、包装資材が上昇しているのが理由で、日清食品、サンヨー食品、明星食品が来年1月からの値上げをすでに発表済み。東洋水産も検討中なのだそうです。
「NIJIBEKKAI」によると、来年値上がりしたあとに他社の対応も見て実際の販売価格を決めると言われていましたが、メーカー側で値上げされる以上、遅かれ早かれ小売り価格にも反映はされることになるのではないでしょうか。
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2008年の1月には値上げされるインスタントラーメン。まとめ買いするなら値上げ前に!
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メーカー側は定価を1袋10円~20円程度値上げすると発表していて、約10%程度の値上げなので、1袋や数袋単位で買うならさほど気になりませんが、箱単位で考えると数百円の差になります。インスタントラーメンを食べることが多い方には無視できない価格差になるかもしれません。
インスタントラーメンの賞味期限は6カ月ほどと、それほど長くはないので大量には買い込めませんが、値上げ直前に箱買いするなら、この「NIJIBEKKAI」が便利です。
今後は、送料無料の商品を増やしていく予定だそうで、それ自体がすでに1梱包になっているため、ほかのものもまとめて注文して送料無料にするようなことはできませんが、水など定期的に買うものに送料無料のものが多くなるのはうれしいもの。いつでも安定して水やドリンクが安い、便利な定番サイトとして今後もお世話になりそうです。
関連情報
■URL
特売屋 NIJIBEKKAI
http://www.tokubaiya.com/
西村敦子の「使える! まる得サイト」バックナンバー一覧
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/marutoku_backnumber/
2007/09/28 14:03
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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