■URL
http://messenger.msn.com/
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/0723mess.htm
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Jul99/InstantPR.htm
Microsoftは21日、ICQタイプのインスタントメッセージサービス「MSN Messenger Service」の開始を発表した。プレリリース版のWindows用クライアントが現在ダウンロード可能で、英語版・日本語版・仏語・ドイツ語版が用意されている。利用にはHotmailのアカウントが必要になる。
このサービスでは、友人がオンラインになったかどうかを通知してくれるほか、AOL Instant Messengerのユーザーともインスタントメッセージの交換ができる。こうしたインスタントメッセージクライアント自体は最近では珍しいモノではなくなったが、他社のクライアントとメッセージ交換ができる製品は「初めて」と同社では述べている。MSN Messenger Serviceでも2種類のサービスにそれぞれ対応している形だが、同社はこうした非互換性があるのはユーザーにとって不利益だとして、IETFの「Instant Messaging and Presence Protocol (IMPP)」ワーキンググループで標準化を進めていくと語っている。
また機能的にはそのほかにも、MSN Hotmailにメールが入ってきたときに通知してくれるサービスや、Outlook Express 5の「連絡先」欄にコンタクトリストを表示する機能などが利用できる。
このクライアントはICQなどと比べると機能が少なくなっており、物足りなさを感じるユーザーもいるかもしれないが、その分プログラムサイズが320KBと極めて小さくなっており、誰でも簡単にダウンロードできるようになっている。
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なお逆に、ICQではインスタオントメッセージサービスにWebメールを付加した「ICQ Mail」を近く開始すると発表している。
('99/7/23)
[Reported by taiga@scientist.com / Hiroyuki Et-OH]