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米America Online(AOL)は6日、米大手インターネット接続プロバイダー(ISP)、EarthLink NetworkとMindSpring Enterprisesの2社と提携し、両社の会員向けにAOLのインスタントメッセージングサービス「AOL Instant Messenger」(AIM) を共同ブランドで提供すると発表した。
AIMは、AOLが会員向けに提供する、オンライン上にいる友人リストを自動的に表示し、リアルタイムにメッセージを交換するサービス。AOLはこれまで、同サービスをAOL会員1,700万人とAIMの登録会員2,800万人に提供している。
今回の提携により、米長距離通信大手のSprintが運営する業界4位のEarthLink Networkの会員130万人と、業界5位のMindSpring Enterprisesの会員120万人が、AIMの会員4,500万人とインスタントメッセージの交換が可能になる。
AOLはこれまで、MicrosoftやYahoo!など、他社サービスとのメッセージ交換を拒否しており、他社との相互乗り入れで提携するのは初めて。7月29日にはApple Computerとインスタントメッセージング製品の開発で提携を発表しており(本誌7月30日号参照)、今回の提携でAOL陣営に新たに2社が加わることになる。
('99/8/9)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]