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【業界動向】

Eric Raymond氏はAOLを批判

AppleとAOLがインスタントメッセージで提携

■URL
http://www.apple.com/pr/library/1999/jul/29appleaol.html
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Jul99/AOLletter.htm (Microsoft声明)
http://linuxtoday.com/cgi-bin/printstory.pl?sn=8134 (LinuxToday)

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 AppleとAmerica Onlineは29日、インスタントメッセージ分野での提供を発表し、今後Macユーザー向けにAOL Instant Messenger(AIM)と互換性のあるインスタントメッセージ製品を開発することを明らかにした。提携金額などの詳細は明らかになっていない。

 AOLは現在AIMと互換性のあるインスタントメッセージサービスを容認しておらず、何度もプロトコルを変更して、他者との互換性を拒んできた。

 AOLのこうした措置に対してMicrosoftはインスタントメッセージはオープンスタンダードに準拠すべきだとし、IETFの規格であるIMPP(Instant Messaging Presence Protocol)を採用するよう、Yahoo!やProdigyら業界他社と共に訴えている。しかし現実にはMSN Messenger自身がIMPPをサポートしていないとネット上で非難する人もいる。

 なお、オープンソース運動で有名なEric Raymond氏はLinuxToday誌に寄稿し、「ことオープンなインスタントメッセージについては、Microsoftは正しく、この戦いに勝つに値する」と述べ、AOLの行動を「独占的」と批判している。


('99/7/30)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp