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【ドメイン】

プロレス団体ドメインの“スクワッティング”に「待った」
売却目的の登録者にWIPOが返還命令

■URL
http://www.wipo.org/eng/pressrel/2000/p204.htm

 売却目的などの悪質な理由で他者の商標をドメイン登録する“サイバースクワッティング(ドメイン占拠)”と呼ばれる行為に「待った」をかける判決が、世界知的所有権機関(WIPO)によって下された。「worldwrestlingfederation.com」というドメインを取得し、米プロレス団体のWorld Wrestling Federation(WWF)に高額で売りつけようとしていた人物に対して、ドメインをWWFに譲り渡すよう命令が下された。

 WIPOの仲裁調停センターでは、ICANNが昨年8月に採用した新ルールに乗っ取ってドメインの紛争解決手段を提供しており、12月2日に同センター初めてとなる調停依頼がWWFにより提出されていた(本誌'99年12月8日号参照)。WWFでは、法廷で争うよりも時間もコストもかからないWIPOの解決手段を選んだという。

 同センターのディレクターであるFrancis Gurry氏は、今回のケースにより、法廷に代わるドメイン紛争の解決手段が提供できることを証明できたとしている。WIPOには現在、このほかに5件の紛争が持ち込まれているという。

(2000/1/17)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp