CATVインターネットプロバイダーのアットホームジャパンが、国内でのサービス提供へ向けて動き出す。福岡県のCATV局、福岡ケーブルネットワーク(J-COM福岡)で、3月にも試験サービスを開始。6月には、ジュピターテレコム(J-COM)傘下のCATV局10社で本サービスを開始する。
サービスの名称は「@NetHome」に決定した。通信速度など、具体的なサービスメニューは未定だが、常時接続と大容量コンテンツ配信などのサービスを含めて月額6,500円程度になる見込みだ。
CATVインターネットというと、国内ではアクセス回線部分の高速性や常時接続性ばかりが注目されているが、アットホームジャパンでは「ラストワンマイルが速いだけでは不十分」だとし、高速バックボーンや地域データセンターの構築・運営も行なう。また、動画やゲームなどの大容量コンテンツを収集し、独自メニューにまとめて配信するサービスも提供する。これらのコンテンツは地域データセンターにキャッシュされるため、インターネットのトラフィック状況に関わらず、快適に楽しめるようになる。
アットホームジャパンは、米CATVインターネット最大手のExcite@homeの日本法人として、J-COM、住友商事との合弁で昨年5月に設立された。
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(2000/2/2)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]