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■URL
http://www.ibm.com/Press/prnews.nsf/jan/5DEDDDBA117EBE348525687900760BA1
米BMG Entertainment、米EMI Music、米Sony Music Entertainment、米Universal Music Group、および、米Warner MusicGroupの大手音楽会社5社と米IBMは、6カ月間に渡る音楽配信実験「AlbumDirect」の成果を発表した。
AlbumDirectの実験は、'99年6月29日から12月15日まで実施され、その後、調査が1月中旬まで続けられた。実験に参加したのは、米サン・ディエゴ地区でケーブルISP「Road Runner」に加入する約1,000世帯。さらに、10月以降はポートランドの約100世帯が加わり、インターネット網を経由した音楽配信の評価を行なった。
音楽配信の実験には、著作権保護機能を備えたデジタル音楽配信システム「Electronic Music Management System (EMMS)」が使用された。同システムは、著作権者が消費者の使用形態を設定できる機能や、クリアリングハウス(与信)機能を備えている。それらを使って、CD並みの音質のフルアルバムや楽曲、ジャケットを消費者に配信した。
実験期間中、1,000枚以上のアルバムと200枚以上のシングルが配信用に用意された。最終的に5万曲以上の楽曲が用意され、参加者は約4,000のダウンロードに成功した。
配信実験では、消費者がオンライン小売店から音楽を購入する模擬実験や、セキュリティ機能や技術の有効性、簡便性の実証、消費者の調査などを実施した。これらの成果は、参加した音楽会社がデジタル音楽配信の商用運用を決定する際の指針となる。
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(2000/2/3)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]