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【サービス】

イーベイジャパンがNECと組んでいよいよ始動

■URL
http://www.ebayjapan.co.jp/ (テスト中)
http://www.biglobe.ne.jp/ebay/ (BIGLOBE de ebay・準備中)
http://channel.goo.ne.jp/ch11/ (gooのebayオークションチャンネル)

大河原社長(左)と吉川専務(右)
 イーベイジャパンとNECは17日、インターネットオークション事業で協業すると発表した。

 イーベイジャパンは、昨年10月に世界最大手のオークションサイトを手掛ける米国ebayの100%子会社として資本金1,000万円で設立され、日本で展開するために準備を進めてきた。そして今回、NECが展開するISP「BIGLOBE」を日本での事業パートナーとして選択。これに伴い、NECは3月にイーベイジャパンの増資を引き受け発行済み株式の30%を取得(金額は非公開)する予定になっている。

 米国ebayは、世界200カ国で1,000万の登録会員を有し400万点が出品されており、最近の四半期では9億ドル以上の取引が行なわれている。日本のサービスでは、日本語によって円貨で取引が可能とし、3月中には正式にサービスを開始する見込み。サーバーは、米国のものを利用する。

 昨年末で285万人の会員数を有するBIGLOBEのWebサイトには「BIGLOBE de ebay」を開設し、イーベイジャパンへの入会促進キャンペーンやプロモーション活動を展開していく。

 2月1日にイーベイジャパン代表取締役社長に就任したばかりの大河原愛子氏(現ジェーシー・フーズ社長、今後社長は退いて会長に就任予定)は「日本での商習慣などを熟知しているNECと組むことで日本でも成功することができる」と述べ、NECの吉川栄一専務取締役は「2002年に会員数1,000万人獲得の目標を掲げているが、今回の協業で消費者向けEC分野を強化することができた」と語った。

 なお、イーベイジャパンのドメインは現在ebayjapan.co.jpだが、将来的には取得済みのebay.co.jpに移行する予定になっている。

 一方、現在検索サービスの「goo」のオークション・チャネルでは、米国ebayのサービスが提供されているが、これをイーベイジャパンに切り替えることなども含め、このサービスを今後どうしていくか、現在検討されているという。

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(2000/2/17)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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