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【新サービス】

リキッド対応の携帯音楽プレーヤーも発売

三洋、リキッドオーディオの技術を採用した音楽配信サービスを開始

■URL
http://www.music.sanyo.co.jp/ (4月1日開設)
http://www.sanyo.co.jp/

 三洋電機株式会社は、リキッドオーディオ社の技術を採用した音楽配信サービス「SOUND BOUTIQUE」を4月から開始する。4月1日に専用のサイトを開設し、4月21日から有料の音楽配信を開始する予定。三洋電機では、3月中旬からキオスク端末を利用した音楽配信実験を開始することを発表しているが、そちらと同名称となっている。また、同社は、リキッド社の著作権保護技術を採用した携帯音楽プレーヤーを4月21日に発売する。

SSAP 音楽配信サービス「SOUND BOUTIQUE」では、圧縮方式AACによる音楽を配信する。AACは、リキッドオーディオの配信システムで標準的に使用されている圧縮方式。配信するコンテンツは、韓国や香港、インドネシアなどアジアのアーティストの楽曲や、徳間ジャパンコミュニケーションズ主催の「インターネットオーディション2000」の優秀楽曲、関西のアマチュアバンドの曲などとなっている。音楽の価格は1曲200円。決済については、サービス開始当初は、三洋電機関連のプロバイダー「SANNET」の会員決済となるが、夏には各種電子マネーにも対応するとのこと。ダウンロードした楽曲に関しては、ダウンロードしたパソコンのみで再生可能、また、携帯音楽プレーヤーにコピーする場合は1回のみ、などの使用条件がつけられている。なお、SOUND BOUTIQUEでは、音楽のほかに、三洋のオーディオ商品の販売や海外のCDや衣料品、スポーツグッズなども販売する予定だ。

 同時に発表された携帯音楽プレーヤー「SSAP(Solid State Audio Player)」は、4月21日発売で価格は37,000円。幅38.6mm、高さ83.5mm、奥行き24.8mmで、重量は58g。記録メディアには「MultiMediaCard」を採用している。特徴としては、複数の圧縮方式に対応する「マルチデコードシステム」と、米LiquidAudio社の携帯音楽プレーヤー向け著作権保護技術「SP3(Secure Portable Player Platform)」を採用した点があげられる。マルチデコードシステムについては、当初は、MP3、AACへの対応のみだが、将来的には、ATRAC3やWMAへの対応も可能とのこと。SSAPで音楽を聴くには、付属の専用ソフトで、音楽CDをAACにエンコードするか、音楽配信サービス「SOUND BOUTIQUE」からダウンロードする必要がある。なお、4月にはリキッド社による音楽配信サービス「リキッドミュージックネットワーク・ジャパン」の開始も予定されており、そちらで配信される音楽にも対応する。

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(2000/3/1)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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