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■URL
http://www.yahoo.co.jp/
http://www.yahoo.com/
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| Jerry Yang氏（左）と井上雅博氏（右） |
まず最初に、井上雅博ヤフー代表取締役社長が日本での展開について語った。
ヤフーは、インターネットサービスにおいて圧倒的なトップ企業になるために、無料ホームページスペースの提供とコミュニティーサービスを手掛けるジオシティーズ ジャパン、インターネット上で音声・動画などのオンデマンド配信とホスティングサービスを手掛けるブロードキャスト・コムの2社を3月1日付けで吸収合併した。
これにより、1日あたり7,400万ページビューのアクセスと1,250万人ものユニークユーザー数を有する非常に大きなサイトとなった。1日からはサービス統合の第1弾として、ヤフーとジオシティーズ相互にリンクを張って、ユーザーがどちらのサイトからアクセスしてきてももう一方のサイトに行けるようにしたという。今後、一段とサービスを結び付けていく方針。
また、広帯域化など日本の通信・接続環境が進むにつれて、これまでの文字や画像中心のサービスから音声、動画も含めたサービスへと多様化していくことが見込まれ、ブロードキャスト・コムの合併によりそうしたサービスも色々と考えているとした。
次に、Jerry Yang ChiefYahoo!＆Directorが米国・世界での展開について語った。
「インターネットのスピードで会社を伸ばしていく」という目標通り、Yahoo!ユーザーは現在世界で1億5,000万人にまで上っている。そのうち、米国以外が3分の1となっており、ユーザー数の伸び率は米国以外の地域・国のほうが大きい。特に、アジア地域は2倍から3倍のペースで増加している。
また、電子商取引（EC）関連からの収入が加速しているという。まだまだ、このECの分野は米国でもはじまったばかりなので、今後2～3年はECが世界的に急拡大していくとみている。
Yahoo！のビジネスは単なる広告媒体ではなく、ショッピングやオークションなどのコマース、メールなどのコミュニケーション、ニュースなどのコンテンツと3つの分野でプラットフォームビジネスを展開している。今後は、文字や音、画像、動画などいろいろなかたちを駆使して情報を伝達していく方針。Yahoo！へのアクセスの仕方もパソコン、セットトップボックス、携帯端末（PDAや携帯電話など）などさまざまなものに対応する。これまでのようにパソコンからYahoo！にアクセスするよりも、今後は何らかの携帯端末からアクセスするほうが多くなっていくと見込まれる。現在考えているのは通常の電話を使った音声によるアクセスを可能にすること。
地域的には、東南アジアと南米に非常に力を入れている。プラットフォームや技術・ツールを提供し、その地域ごとに合ったかたちでサービスを提供していく。
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| 急遽質問に答える孫正義氏 |
孫氏の前に、Yang氏は「日本は中核を占めており、成功裏にビジネスを行なっている。ソフトバンクとの協力関係も続けていき、世界各地のYahoo！と経験を学び合いながらともに伸びていきたい」と述べた。
孫氏は、先日発表した国際金融公社とソフトバンクが組んで一緒に開発途上国のインターネット関連企業を育成・支援していくことについて「それを進めるにあたり、最初からその中心的な企業としてYahoo！を考えていた」と述べ、今後具体的に話をしていくという。
さらに孫氏は「30ぐらいのインターネット企業を100途上国で、つまり約3,000社をつくっていくというイメージがある」と述べた。これに対しYang氏は「Yahoo！としても次の段階でのターゲットとなるのは途上国だと考えている。ソフトバンクとの対話を今後も続けていきその地域・国に合うように先進国とはまた違ったやり方で考えていきたい」と語った。
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(2000/3/2)
[Reported by betsui@impress.co.jp]