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東京証券取引所は8日、インターネット技術によるWebページや各種システムなどの管理、運営を手掛けるオン・ザ・エッヂ(コード:4753)のマザーズ上場を承認した。これで、マザーズ上場銘柄は7社目となる。
上場予定日は4月6日。上場に際して4月5日払込で1,000株の公募増資を行なう。3月16日に発行価額と仮条件を決定し、3月21日から24日にかけて需要状況を把握して3月27日に公開価格を決定する。主幹事証券は大和SBCM。
大株主は、同社代表取締役社長の堀江貴文氏が63.38%、光通信が14.4%保有している。
事業内容は、大きく3つに分かれる。まず、Web制作事業では、顧客が開設するWebページなどの制作から管理、運営に関わる各業務をサポートする。この事業では、Webマガジン「ホットワイヤード」の制作管理が含まれ総合的な進行管理を行なっているが、Web制作に直接関係しない編集業務は外注制作している。
次に、Web管理事業ではバーチャルホスティング業務とハウジング業務に分かれる。バーチャルホスティング業務は、1台のサーバー上に複数の仮想的なサーバーを区分構築し、その個々を顧客に貸し出し、各ドメインを同社が管理する。ハウジング業務は、サーバーの設置スペースを提供し、インターネットに接続する通信環境を提供するとともに各顧客のサーバー管理、運営を行なう。
最後に、Web手数料事業ではWeb制作などで培ってきたインターネット関連技術やノウハウ、プログラムなどを活用し、インターネットコンテンツの提供を行なう。主に技術を提供し、そのインターネットコンテンツやシステムサービスに対する対価として利用度に応じたインセンティブを収受する成果報酬型を基本にしている。現時点での主な分野はインターネット広告で、サイバーエージェント(3月24日にマザーズ上場予定)と業務提携している。
このほか、具体的な展開としては昨年11月から開始したオープンライセンス型オークション事業「eHammer」(イーマーキュリーとの共同事業で出資も検討)、同じく昨年11月から開始した無料Webページ事業「HOOPS」(オン・ザ・エッヂ49%、サイバー51%の合弁会社フープスが展開)、本年3月開始の携帯向けゲーム配信事業「iホース」(バンダイからの委託事業)、携帯情報端末向け決済システム事業「¥楽(えんらく)」(オープンループとの共同事業で当初よりも開発が遅れており開始時期未定)などを行なっている。
また、iホース開発スタッフを中心にネットワークゲーム開発などを行なうスクイズ研究所を100%出資で設立する予定。ほか、3月7日には他のベンチャー企業5社と携帯電話などモバイル端末の技術・情報交流の場「モバイルベンチャークラブ」を発足させている。
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(2000/3/8)
[Reported by betsui@impress.co.jp]