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【業界動向】

フォレックスバンクのサービスを使い外為自動取引を提供する銀行相次ぐ

■URL
http://www.forexbank.co.jp/
http://www.fujibank.co.jp/

 ソフトバンク・ファイナンスグループのフォレックスバンクは、インターネットを利用した外国為替自動ディーリング・ソリューション「AutoDeal LITE」を提供しているが、ドイツ銀行東京支店が16日からこのシステムを使い、法人や機関投資家向けに外国為替の自動取引サービスを開始する。

 円、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、独マルク、豪ドルの7通貨を扱い、為替レートの提示や取引の約定がインターネットを通じて行なえる。

 一方、邦銀でも富士銀行が、国内大手都市銀行で初めてインターネットを利用した外国為替の自動取引サービスを顧客に提供する予定。

 同行では、まず法人顧客を対象にサービスを提供するが、個人の外貨預金取引への適用も考えているという。初期段階で取り扱う自動為替取引は、スポット為替、為替先物、当日物、特定期間渡しの4つ。取扱通貨は円/ドルで開始し、ニーズをにらみながらユーロなど他の主要通貨に広げていく。また、取引の受付時間は、当初営業時間内とするが、将来的には24時間取引を目指す。

 一方、ソフトバンク・ファイナンスグループは、フォレックスバンクの設立パートナーであるコグノテック・リミテッド(自動ディーリング・ソリューションを提供)に対し本年1月、2,000万ドルの追加出資を行ない、コグノテックの発行済み株式数の17%(総出資金額4,000万ドル)を保有する第3位の株主となった。それと同時に、役員2名を同社に派遣するなど関係の強化を図っている。

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(2000/3/15)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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