■URL
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2000/catv.html
プロバイダーの株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月17日、インターネット接続サービスを提供しているCATV事業者をIIJグループによって相互接続すると発表した。コンテンツ配信の環境も提供していく。現在、株式会社東急ケーブルテレビジョン、株式会社シーティー・ワイ、エルシーブイ株式会社、近鉄ケーブルネットワーク株式会社、ひまわりネットワーク株式会社の名前が挙がっており、以後他事業者にも参加を呼びかけていく。
相互接続は、IIJグループの株式会社クロスウェイブコミュニケーションズのインフラによるもので、45Mbps~155Mbpsの超高速ネットワークによって接続される。さらに、IIJグループ全体で、データセンターやコンテンツ配信環境などのインフラを整備し、各社に提供していく。
現在すでに、東急ケーブルテレビジョンとシーティー・ワイが接続済。2000年夏には5社が接続を完了する。また同じく2000年夏を目処にコンテンツ配信環境を整備し、サービスを提供する予定。
CATV事業者各社は最近、インターネット(IPネットワーク)接続での高速性などの利点を活かすため、自社ネットワーク内でコンテンツやサービスを提供したり、他事業者と直接接続してコンテンツやサービスを共有するといった方向性を探っている。なお先ごろ、ソニー・東急・トヨタの3社が、CATVなどの広帯域インターネット向けのコンテンツ配信やオンラインサービスで新会社を設立すると発表している。
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(2000/3/17)
[Reported by masaka@impress.co.jp]