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【業界動向】

Infoseek Japan、モバイルとブロードバンドで巻き返しを狙う

■URL
http://www.infoseek.co.jp/

 株式会社インフォシークは30日、今後の事業方針についての記者会見を行なった。会見内で、日本では今後もInfoseekの名称でサービスを続け、ポータルサイトとしての巻き返しを図ることを明らかにした。

 会見では、まずインフォシーク社長・中村隆夫氏が今後の事業方針を説明した。米国Go.comの事実上の失敗と、日本のポータルサイトの中でもInfoseekが苦戦している現状に触れ、日本ではGo.comの名称は用いず、Infoseekの名前でサービスを続けると表明。その上で、Infoseekの強みである検索とユーザー登録を磨きながら、パートナー企業と提携してECやオークションを展開して巻き返しを図ると述べた。また「双方向TVや携帯端末、ゲーム機などの(ノンPC)ジャンルから、意識せずにネットを使う層が今後2~3千万人は増える」(中村氏)と予想し、この分野での地位確立を狙うという。

 続いてジェネラルマネージャーの佐藤康夫氏が「ポータルサイトの要素は“6C”(下表参照)」と指摘し、現在のInfoseekはコンテキスト(検索)型だが、今後「何でも見つかる、どこへも行ける、便利なターミナル型」(佐藤氏)を目指すと述べた。Yahoo!Japanとの差別化は「Yahoo!はコンテンツを内包する囲い込み型だが、Infoseekは数多くの出口を設けており、またインターネット生活により便利なソリューションを提供できる」(佐藤氏)としている。また従来のURLのみの検索から、ニュースや掲示板書き込みなどを含めた多様な情報ソースを一括して検索し、関連情報として提供する形に移行するという。

 現在のInfoseekの登録ユーザー数は約10万人だが、先日からのコミュニティ機能強化に伴い、6月までには30万人の登録を目指す。

ポータルサイトの"6つのC"
要素 代表的な機能 ユーザーのアクション
Context 検索・ディレクトリー 探しに行こう
Contents ニュース・株価 行けば何かが見つかる
Communication メール・カレンダー 情報を共有しよう
Community 掲示板・チャット
Connectvity プロバイダー 購入・行動しよう
Commerce ショップ

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【2000年3月23日】Infoseek、コミュニティ機能を強化しチャットや掲示板を追加

(2000/3/30)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp