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ソニーは30日、インターネットを活用した銀行を設立するために銀行免許取得の準備に入ることを取締役会で正式に決議し、金融監督庁に説明を開始したと発表した。
計画している銀行の自己資本は375億円を予定しており、出資構成はソニーが300億円（80％）、さくら銀行が60億円（16％）、JPモルガンが15億円（4％％）となる見込み。
事業計画の詳細は今後検討していくが、預金受け入れ、貸し付け、資金移動、決済といった銀行業務を提供する方針。
さくら銀行は、銀行業務のノウハウを提供するほか、コンビニなどのATM（自動窓口機）網の活用でも支援する。米国プライベートバンキングのJPモルガンは、米国で展開しているネット上での個人金融・資金運用アドバイスツール「Advice Engine」を提供し、プライベートバンキングサービスを個人に展開していく。
開業は来年前半を目指しており、開業後3年で単年度黒字、同5年で累積損失の解消を目標としている。また、5年間での預金量は1兆円を目指しており、これは中堅の地方銀行に匹敵する規模。
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(2000/3/30)
[Reported by betsui@impress.co.jp]