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【業界動向】

ソフトバンク・ファイナンスが海外展開を本格化~SBファイナンス・コリア設立

■URL
http://www.sbfinance.co.jp/

 ソフトバンク・ファイナンス(SBF)は7日、韓国に現地法人として「SBファイナンス・コリア」を設立したと発表した。資本金は48億ウォン(約4億5,000万円)で、全額SBFが出資。

 同現地法人は、SBFが日本で展開しているインターネット上でのワンストップ総合金融サービス事業を韓国でも実現することを目的に設立された。韓国ではすでにイートレード・コリアをSBF40%、米国E*trade group10%、韓国LG証券を中心とするローカルパートナー50%の出資比率で設立しており、本年2月9日から営業開始している。このほか、SBF20%出資予定で投資信託情報のモーニングスター・コリア設立を準備しており、保険商品の比較検索サービスのインズウェブ・コリア、外国為替自動ディーリングASPサービスのコグノテック・コリアも設立に向け交渉中。

 一方、SBF(正確にはソフトバンク・インベストメント)は香港の繊維製品染料加工業者CHEUNG WAH DEVEROPMENTを買収し、Softbank Investment International(Strategic)Limited、通称SBIISと社名変更し、ネットカンパニー化した。香港では、このSBIISをSBFの拠点として展開。具体的には、モーニングスター・香港を20%出資で設立する予定になっている。

 SBFは、このようにオフライン企業(インターネットを活用していない企業)をオンライン企業へと変貌させることで企業価値を高める「ネットトランス事業」を推進している。特に、アジアでの展開を急速に押し進めており、SBファイナンス・コリアとSBIISはその2大拠点となる。今のところ、このほかの国・地域に現地法人、もしくは拠点をかまえる考えはなく、例えばSBIISにより中国本土や台湾、マレーシアやフィリピンなどへの事業展開を図っていく考えのようだ。

 東南アジアでの金融分野におけるネットトランス事業として具体化されているのは、マレーシアではDigi SwisscomとBijiayaグループ、フィリピンではPhilWebとそれぞれ基本合意書を締結済みだという。

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(2000/6/7)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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