来年初頭にも少額決済を中心としたネット専業銀行「イーバンク(eBANK)」開業を目指している準備会社、日本電子決済企画は、当初の予定通り6月9日払込で第2回第3社割り当て増資を実施した。
引き受け先となったのは、日立製作所、日本信販、ぴあ、三井海上火災、おりこん・ダイレクトデジタル、森ビル、大和生命、クレスコなど20社で、調達総額は14億850万円。今回の増資により、同社の資本金は23億850万円となった。各社とも出資額は1~2億円程度で、単に出資するだけではなくパートナーとしてイーバンクの業務にも協力する。
今回の調達資金はシステム開発費に充当させるとしており、現在はシステムの構築に注力しているところ。本年年末までに銀行免許を取得し、来年3月までの営業開始を目指している。
当初の計画通り、今後も携帯電話会社など幅広く出資を募っていく方針で、9月に第3回の増資を行ない、その後開業までにもう一度増資を実施し、開業時には資本金を200億円程度に引き上げる計画。
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(2000/6/14)
[Reported by betsui@impress.co.jp]