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ACCESSなど4社がパソコン以外の機器向けASPの新会社を設立

■URL
http://www.access.co.jp/
http://www.justsystem.co.jp/
http://www.plazacreate.co.jp/
http://www.metscorp.co.jp/

4社の代表
 情報家電向けブラウザー「NetFront」で大きなシェアを持つACCESSは3日、ジャストシステム、プラザクリエイト、メッツと共同で、パソコン以外の端末(NonPC)ユーザー向けのASPビジネスを促進する新会社を設立することで合意したと発表した。ここでいうNonPCネット端末とは、携帯電話、PDA、家庭用ゲーム機、デジタルTV、カーナビゲーション、デジタルカメラなどを指している。

 新会社の社名は未定だが、今月下旬に設立する予定。当初の資本金は1億円で、出資比率はACCESSが60.1%、他の3社が各々13.3%ずつ。代表取締役社長には、ACCESS代表取締役の荒川亨氏が就任し、他3社の社長が各々取締役に就任する。

 荒川氏は事業化の背景について「情報家電分野では日本が圧倒的に先行しており、アプリケーションの利用ニーズが高まっているが、情報家電端末は専用機として作られているのでPCのように購入後ソフトウェアをインストールして利用するようには想定されていない」と述べ、「いつでも、どこでも、どんな端末でも望みのアプリケーションを利用できる仕組みをつくるために4社協力して新会社を設立することになった」としている。

 新会社の主業務はNonPCネット端末に向けたいろいろなASPサービスを集積するASPポータルサイトを運営すること。この業務を進めていく上で、根幹となる基礎技術プラトフォーム「ApplicationBed」を、ACCESSが今後開発していく。このプラットフォームを使いネット型アプリケーションを簡単に開発、流通できるようにする。

 スケジュール的には、本年8~10月にかけて事業計画の詳細を決定し、11月から来年2月に事業開始に向けた準備を行ない、来年3、4月には事業の本格稼動を目指す。

 ポータルサイトは、すべてのアプリケーションベンダーやASP事業者が参画できるオープンなものにするが、当初はパートナー企業のもと基盤固めを重視する。そのため、最初はNetFront向けのASPサービスとして開始される予定で、参画企業は各々の分野でアプリケーションやサービスを提供することになる。

 なお、ACCESSはこれまで「アクセス」という表記を使っていたが、同名の他社があることなどを理由に7月1日から英字表記に変更した。

ASP概要 4社の役割 サービス例1 サービス例2

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(2000/7/3)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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