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【業界動向 / 新サービス】

トレンドマイクロ、ISP13社とウィルス対策のアウトソーシングサービス

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/product/ios/index.htm

提携プロバイダー関係者と、トレンドマイクロCEOのスティーブ・チャン氏(ボード部左から2人目)
 トレンドマイクロ株式会社は、ウイルス対策をアウトソーシングとして提供する「インターネットアウトソーシングサービス」(以下IOS)事業の本格開始と、これに伴うインターネットサービスプロバイダー13社との提携を発表した。

 IOSとは、トレンドマイクロのウイルス検知・駆除といったフィルタリング技術を、インターネットを介したアウトソーシングサービスとして提供するものだ。すでに欧米では米USWestや米Sprint、英British Telecomなど20社以上のISPやASP、データセンターなどが契約、サービス提供を開始している。日本でもPSINetとドリーム・トレイン・インターネットがこの4月から導入している。

 具体的には、IOSでインターネットゲートウェイ用ウイルス対策製品「InterScan VirusWall」や、ISP向けウイルス対策製品「ウイルスバスター for ISP」などのソフトを組み合わせ、ISPやASPに提供。ISPらがこのサービスを自社のメールサーバーやホスティング事業などに組み込んで顧客に提供する。そして、ISPの企業顧客およびコンシューマーは、自らの管理を必要とせずにウイルス対策が実現できるものだ。IOSの費用はサーバー規模や利用するオプションによって異なり、月ごとか四半期ごとにISP・ASPに対して課金される。

 発表会では「ウイルスバスター for ISP」の英語版、「Pc-Chillin for ISP」を導入したサービスのデモを実施。ISPのユーザーPCにアンチウイルスソフトのアップデータをプッシュ配信したり、リモートウイルスチェックを実施するなどの機能を披露していた。

 トレンドマイクロでは今年第3四半期以降に、提携ISPと「InterScan」を採用したウイルスフリーメールサービスや、グループウェアのウイルス対策などのサービス提供開始を予定している。またこのサービスによって、2000年度に11億円、2002年度に80億円の売上げを目標としている。

※今回のIOS事業でトレンドマイクロと提携を発表したのは、以下の13社(括弧内はプロバイダーおよび事業名)。
  ・株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)
  ・株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(ASPサービス)
  ・NTTコミュニケーションズ株式会社(OCN)
  ・データ・ステーションズ株式会社(Data Stations)
  ・株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)
  ・ドリームネット株式会社(DreamNet)
  ・ニフティ株式会社(@nifty)
  ・日本テレコム株式会社(ODN)
  ・日本電気株式会社(BIGLOBE)
  ・日本ユニシス情報システム株式会社(U-netSURF)
  ・株式会社日立製作所
  ・ピーエスアイネット株式会社(PSINet)
  ・松下電器産業株式会社(Hi-HO)

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■【2000年3月14日】プロバイダー側でウイルスをチェックする「PSINet VirusCheck」サービス開始

(2000/7/11)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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