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■URL
http://www.liquidaudio.com/company/press/archive/12_07_00.html
デジタル音楽配信サービスの米Liquid Audioは7日、今年10月に破産法の適用申請を行なった米Scourの資産を取得する計画を発表した。これらの資産には、米Scourが所有する、ピアツーピア(P2P)方式のマルチメディアファイル交換アプリケーションなどが含まれている。Liquid Audioは同日、米連邦破産裁判所に買い取りの申請を行なった。
Liquid AudioはScourの資産取得に成功した場合、同社の音楽配信システム「Liquid Music Distribution System」にScourのP2P方式のファイル交換技術を組み込むことで、オンライン音楽の販売や配信サイトでP2P方式による音楽サービスを提供可能できるとしている。
同社のCEOを務めるGerry Kearby氏は「P2P機能は、音楽配信システムを拡張する上で必然的な機能。当社の目的は、提携する小売り業者にP2P方式のダウンロード機能を含む、会員制サービスを提供可能にすることだ」と語っている。
Scourは10月12日、会社再建手続きに当たる米連邦破産法11条を米連邦破産裁判所に申請している。同社の資産には、P2P方式のファイル交換アプリケーション「Scour Exchange」、エンタテインメントの検索サイト「Scour.com」、ラジオコミュニティ「Scour Caster」などがある。なお、オンライン音楽配信の米Listen.comが11月、Scourの資産を買い取ることで合意したと発表している。
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(2000/12/8)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]