【業界動向】

米CenterSpan、倒産した米Scourの資産を落札

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 米連邦破産裁判所は13日、コミュニケーションや情報共有向けのアプリケーションを開発する米CenterSpan Communicationsが、10月に破産申請を行なった米Scourの資産を現金と株式合わせて900万ドルで落札したと発表した。なお、Scourの債権者に対する責任と負債の返済義務は免除するとしている。

 ScourはP2P方式で、デジタル音楽や映画といったマルチメディアファイルの検索や交換サービスを提供していた。同社は10月、会社再建手続きに当たる米連邦破産法11条を申請。同社の資産に対して、破産裁判所が破産法11条に基づいて競売を実施。CenterSpanのほか、オンライン音楽配信の米Listen.comと、デジタル音楽配信技術の米Liquid Audioが入札を行っていた。

 Listen.comの入札価格は、現金550万ドルと株式300万ドルの合わせて850万ドル。一方、Liquid Audioの入札価格は現金525万ドルと株式5万株で、同日の終値3.75で計算すると合計で543万7,500ドル。

 これらに対し、CenterSpanは現金550万ドルと株式350万ドルの合わせて900万ドルの競り値を付け、落札に成功した。CenterSpanは、12月19日までに売買契約を完了する予定。さらに、2001年第1四半期にScourのサービスを、著作権保護機能を備えた形式で再開する計画。

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(2000/12/15)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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