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■URL
http://www.bluelight.com/
米国の大手小売りチェーンKmartの子会社でオンライン小売りサイトの米BlueLight.comは22日、同社が提供している無料インターネット接続事業を段階的に転換する計画を明らかにした。
第1段階として、同社の無料サービスを1カ月当たり25時間に制限する。同社によると、典型的な消費者の利用時間は、1カ月当たり平均15時間。しかし、1カ月当たり25時間以上利用している少数ユーザーのために、通信コストのかなりの部分を費やしているという。大手無料インターネット接続事業者のNetZeroやJunoに追随し、BlueLightは向こう2週間以内に無料サービスを1カ月当たり25時間に制限する予定だ。これにより影響する会員は、550万人のうちほんの一部だとしている。
第2段階として、2001年に新しいパートナー企業と提携し、同社および親会社Kmartの顧客への利点を高める新しい接続プログラムを展開する。例えば、同社が最近発表した、ショッピングサイトとリンクしたプロモーションを展開する技術「BlueLights」を推進していく。この技術は、ISPが配信するバナー広告用のバーを通して、BlueLightの会員がそれらのサイトへ即座にアクセスできるようにするものだ。
BlueLight.comは1999年12月、KmartとSoftbank Venture Capitalが共同で設立した企業。全米2,000店以上のKmart店舗や同社サイトで専用のCD-ROMを配布して、1年間で550万人の会員を集めるなど、大手プロバイダーに急成長した。しかし、最近ではドットコム企業の破綻などでオンライン広告全体の売上が伸び悩んでおり、広告収入によって運営されている無料プロバイダー事業を転換せざるを得なくなったようだ。
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(2000/12/25)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]