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ネットワーク構成を説明する宇野康秀代表取締役社長。都内の場合、NOC(中央局)を2カ所、HUB(通信局)を15カ所、NODE(集線装置)を300カ所程度設置。NODEから先は加入者ごとに1本の光回線が用意される。NODE-HUB間はギガビットイーサで接続。HUB-NOC間は必要に応じてWDM技術により増速していく |
基本料金は、端末を5台まで接続できる「Home100」コースが月額4,900円、端末10台までの「Office100」コースが月額9,800円。Office100では、10台につき月額6,000円の追加料金で端末の増設も可能だ。さらに、いずれのコースもモデムレンタル料として月額900円がかかるほか、ブロードバンド向けコンテンツサービス「BROAD-GATE01」の基本料金が月額300円となっている。BROAD-GATE01にはコンテンツサービスだけでなく、インターネット接続やメールなどの機能も含まれるため、例えばHome100の場合、これらを組み合わせた6,100円が一般的な月額費用となる。初期費用は、工事費がHome100で3万円、Office100で5万円、それぞれ事務手数料が3,000円となっている。
まず、東京都渋谷区と世田谷区の一部でスタートし、10月には東京23区と政令指定都市に拡大。以降、2002年4月からは県庁所在地など、2003年4月からはその他の全国主要都市でも提供する予定だ。詳細なサービスエリアは同社のウェブサイトで開示していく。
光ファイバーを利用したアクセス回線サービスは、NTT東西が最大10Mbpsの試験サービスを開始しているが、有線ブロードネットワークスのサービスは速度面でこれを大きく上回る一方、一般住宅向けでは月額料金が半額以下となっている。この低価格を実現できた理由として同社では、ネットワークの構築にLAN技術を採用したこと、また、第一種電気通信事業者としては最大ではないかという直販部隊を抱えていることを挙げている。既存のLAN機器を利用することで設備コストが抑えられるとともに、ユーザーの早期獲得により早い段階でそのコストが回収できると見ているわけだ。
ユーザー獲得目標は2005年8月までに200万件。現時点で1日に最大1万件の開通能力があるが、さらに今後は外部業者との連携も図っていく方針だ。なお、屋内配線などの問題でブロードバンドサービスでは度々障害となる集合住宅の入居者についても、有線放送サービスですでに30万件の実績があるとしており、これを生かしていくとしている。
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(2001/2/14)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]