【業界動向】

米BlueLight.comが無料ISPサービスを12時間に制限

■URL
http://www.bluelight.com

 米大手小売りチェーンKmartのオンライン事業部門BlueLight.comは21日、プロバイダー事業の再編計画を発表した。1カ月に無料で利用できる時間を12時間に制限する。

 同社は3月1日から、顧客を2種類のサービスに移行させる。1カ月に12時間まで無料でインターネットを利用できる「基本サービス」と、月額料金9.95ドルで100時間まで利用できる「プレミアサービス」の2種類。さらに、利用者がBlueLight.comのサイトで商品を購入すれば、無料でインターネットを利用できる「ボーナス」を提供する。対象となる商品は100ドル以上の商品で、50ドルごとにボーナスが追加され、最大で半年間の無料接続サービスを提供する。

 BlueLight.comは1999年12月、KmartとSoftbank Venture Capitalが共同で設立した企業。全米2,000店以上のKmart店舗や同社サイトで専用のCD-ROMを配布して会員を増やし、会員数600万人の大手プロバイダーに急成長した。しかし、景気減速に伴う広告収入の減少により、無料プロバイダー事業の運営は厳しくなっており、昨年12月には同事業を段階的に転換する計画を明らかにしていた。

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(2001/2/22)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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