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オンライン広告配信の米DoubleClickは30日、同社に対する全てのプライバシー侵害訴訟について、米連邦地裁が原告側の訴えを却下したと発表した。
同社はユーザーのオンライン履歴を収集し、ユーザーの嗜好に合わせた広告を配信している。このようなオンライン広告配信に関する事業慣行が3つの連邦法に違反したとして、集団訴訟が起きていた。3つの連邦法とは、電子プライバシー法、通信傍受法およびコンピューター不正行為防止法だ。
DoubleClickによると、地裁判事は棄却理由として、DoubleClickの行為がこれら3つの連邦法に違反していることを原告側が立証できなかったと述べている。さらに地裁は、議会がDoubleClickの事業慣行を禁じることを示す証拠や判例は見いだせなかったとしている。
同社CEOのKevin Ryan氏は「当社は常に法律を遵守した事業を行なっており、地裁の決定はこれを裏付けるものだ」と語っている。
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(2001/4/2)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]