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■URL
http://www.juno.com/corp/news/launchcyte.html
米無料プロバイダー大手のJuno Online Servicesは、同社の仮想スーパーコンピューター「Juno Virtual Supercomputer」の提供について、生物情報科学関連の起業支援会社である米LaunchCyteと契約同意書を交わしたと発表した。
同社の仮想スーパーコンピューターは、無料会員のPCの空き時間を利用して分散コンピューティング環境を構築し、スーパーコンピューター並の計算能力を提供するというもの。LaunchCyteとの契約内容は、LaunchCyteおよび同社が擁する企業がこれを利用するというものだ。
LaunchCyteは今後7年間で、生物情報科学関連の企業24社以上の企業支援を見込んでいる。これら企業の多くは、ゲノムやたんぱく質機能関連の新薬開発に応用するための情報ツールとしてJunoの仮想スーパーコンピューターを利用する予定だ。LaunchCyteは、Junoの分散コンピューティング環境を使うことでプロジェクトの推進や運用コストの削減を図る。
JunoとLaunchCyteは、今四半期中に初期の試験プロジェクトを開始する予定。これにより、LaunchCyteが抱える企業に仮想スーパーコンピューターの能力を実証するとともに、プロジェクトの基盤を築く。この結果、LaunchCyteが擁する企業のうち少なくとも2社がJunoの仮想スーパーコンピューターを利用するかどうかを検討する予定だ。
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(2001/5/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]