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■URL
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200105/01-0510B/ (リリース)
http://sonybank.net/ (ソニーバンク 現在は準備中)
http://moneykit.net/ (マネーキット 現在は準備中)
左からソニー銀行の伊庭会長、石井社長
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ソニーバンクは個人向けのサービスがメインのインターネット銀行。企業理念に「フェアである」「個人一人ひとりのためのサービスを提供する」といった項目を掲げ、「役員がほとんど30~40代で、在来銀行に比べると非常に若いスタッフが張り切っている」(ソニー銀行取締役会長・伊庭保氏)、インターネットで資産の運用・管理を行なえる専用ツール「MONEYKit」(マネーキット)を利用したサービスを行なうなど、これまでの銀行にはなかった特色を打ち出している銀行だ。
ソニー銀行・代表取締役社長の石井茂氏は、「これまでの銀行はお金を預ける金庫的な役割で、サービス自体も銀行やお上の都合で行なう面が強かった。ソニーバンクでは、個人にとって信頼できる友人としての銀行を目指す」と述べ、従来の銀行との違いを表明した。特に「フェアである」点を重視し、市場動向に基づいた金利・価格の設定や、ディスクロージャーを積極的に行なっていく。
MONEYKitの“通帳”画面
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オンラインで利用する「MONEYKit」は、Webブラウザー上で利用する専用ツールで、WebブラウザーがFlashとJava Scriptに対応していれば、Webサイトからログインするだけで利用できる。画面上には「振込み」「定期預金」といったアイコンが並び、希望の機能のアイコンを画面中央にドラッグ&ドロップして利用する仕組みだ。「振込み」などよく使う機能は「COMMONKit」、投資信託などの金融商品取引は「FUNDKit」、資産形成の機能は「TOOLKit」などカテゴリーを分け、わかりやすい構成になっている。
目玉機能である「MONEYKitアドバイスエンジン」は、ユーザーの将来設計や目的、現在の資産状況などを入力し、現在のポートフォリオを判断・検証するシミュレーションツールだ。世界的な投資銀行であるJPモルガンの「Morgan Asset Projection System」(MAPS)をベースに、資産運用の専門家によるノウハウをシステム化し、簡単に高度な資産運用アドバイスを得られる機能で、7月下旬から利用可能となる。また育児・結婚など重要なライフイベントを設定するだけで、将来の貯蓄高や支出入バランスが予想できる「MoneyView」や、生活での支出管理ができる「支出チェック」など、使いやすい機能をそろえている。さらに「ポストペット」のキャラクターを用いて、資産配分の知識を身に付けたり、目的達成を応援するアドイン機能「MONEYKit-Postpet」も、10月に追加する予定だ。
また「MONEYKit」を用いた資産運用のための金融商品として、「MONEYKitファンド・シリーズ」という投資信託を提供する。安定した収益を確保できる「MONEYKitベーシック」など、リスク・リターンに応じて3段階の商品を提供し、資産運用のサポートを図る。
ソニーバンクでは有人店舗はまったく予定しておらず、「インターネットでどこまでできるかを追求する」(伊庭氏)のがテーマの一つでもある。またソニーグループの他サービスとの連携については「保障や保険といった分野がまず関係してくると思う。マネックス証券については、これから詰めていく段階」(石井氏)との回答だった。小額決済機能の提供や、機能を限定してのモバイル対応も検討中という。
ソニー銀行では3年後に40万口座・預金量5,000億円、5年後には60万口座・預金量1兆円を目指す。
MONEYKitから発想した投資信託「MONEYKitファンド」 | ポストペットのキャラクターが資産運用を応援! | AirBoardでのサービス提供も予定 |
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(2001/5/10)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]