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■URL
http://www.valueclick.ne.jp/
左から副社長の百田浩志氏、社長のジョナサン・ヘンドリックセン氏
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まず「Value Selection」は、ポータルサイトやニュースサイトなどのトップページに、120×240ピクセルの縦型バナーとして表示される広告スタイルだ。バリュークリックの厳選した約1,000サイトのトップページに1週間、1社限定で表示する形で、電車の車両を1社の広告で埋め尽くす電車ジャックに通じる、“インターネットジャック”的な使い方ができる。バリュークリックは通常クリック保証型の広告システムを展開しているが、「Value Selection」についてはインプレッション保証型とし、価格は1週間300万インプレッションで300万円~。
加えて、iモード向けのオプトインメール広告「ValueInfo」を正式に開始する。バリュークリックの持つ約30万人のオプトイン会員に対して、iモードメールでの情報提供を行なうもので、10代から30代までの男女各層に向けて、カテゴリーを絞り込んだ広告配信が可能となる。オプトイン会員の負担とならないよう、1日1~2通の配信にとどめる方向で、価格は指定カテゴリーで5万人配信につき150万円~。
また以前より行なっているバナー広告「ValueClick」に、厳選サイトに加えて特定業種向けのターゲッティング配信を行なう「Target+」、テキスト形式の広告スタイル「ランニング・テキスト」を追加した。また携帯電話向けWeb広告「MobileClick」で、時間帯別の配信を可能にし、たとえばランチタイムにファーストフード店のクーポンを表示して来店を促す、といった広告も可能にしている。なお6月1日より、「ValueClick」の価格を10~15%値上げすることも表明した。これは広告サイトネットワークが1万サイトを超え、リーチ率が32.78%となり(2001年2月時点)、媒体価値が大幅に向上したためとしている。
バリュークリックジャパンの取締役副社長・百田浩志氏は「2000年5月にはメール広告から手を引くという話をしたが、1年でまた動向が変わり、新たな商品を展開できるようになった。またよくお客様からアフィリエイトプログラムについて尋ねられるが、当社はメディアカンパニーでもあるため、アフィリエイトプログラムは一切考えていない」と述べた。
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(2001/5/14)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]