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■URL
http://www.borland.com/jbuilder/
http://www.borland.com/about/press/2001/jb5released.html
米Borlandは15日、Javaのクロスプラットフォーム開発環境である「Borland JBuilder5」を米国で発表した。
今回のバージョンアップの主な目的は、XMLを使った開発を完全にサポートすることで、インターネットを使ってさまざまなアプリケーションやデータとXMLを使って通信するWebサービスを開発段階からサポートできるようにすることだ。これについてBorlandのJavaビジネスユニット担当副社長Tony de la Lama氏は「インターネットの利用が増え、Webサービスが増大していることによって、オープンで拡張性の高いデータの相互運用性に対する要求はこれまでになく高い」とコメントしている。
さらにJBuilder5では、クロスプラットフォームな開発環境を実現するためにIBM WebSphere、BEA WebLogic6、Borland AppServer4.5、などの新しいアプリケーションサーバーに対応した。ユーザーはWindows、Solaris、Linuxプラットフォームのどれでも開発でき、また開発したアプリケーションを実行することができる。
今後求められる開発環境についてHurwitz GroupのチーフアナリストEvan Quinn氏は「XMLを使ってサーバーサイドJavaの機能を、統合されたソリューションやWebサービスに拡張していくという流れは、次世代開発環境のフロンティアとなるだろう」と述べており、今回Borlandが発表したJBuilder、また先日発表されたKylix、Delphiなどがこれまで以上に大きな意味を持つ可能性が出てきた。
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(2001/5/16)
[Reported by taiga@scientist.com]