【業界動向】

米児童オンライン保護法の違憲性訴訟、最高裁での審理へ

■URL
http://www.aclu.org/news/2001/n052101a.html

 米市民自由連合(ACLU)は21日、「児童オンライン保護法(COPA)」の違憲性を問う裁判で、米連邦最高裁判所が上告を受け入れたと発表した。

 同法はインターネットにおいて児童を有害なコンテンツから保護するため、有害コンテンツを掲載するウェブサイト運営者に対して利用者の年齢確認を義務づけている。これに対し、ACLUなどの17団体が、「米国憲法修正第1条」で保証された言論の自由を侵害するものとして、訴訟を起こしている。

 フィラデルフィア連邦地裁で争われた一審では、利用者の年齢を証明するのは不可能だとして、違憲性を認めて執行を延期する仮命令を下している。また、第3巡回控訴裁判所で争われた控訴審では、コンテンツを有害かどうかを判断する基準が問題となり、同様に執行を延期する仮命令を下している。

◎関連記事
インターネットの有害情報を規制する法律「COPA」がまた敗訴

(2001/5/22)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp