【業界動向】
SCEIとRSA、PlayStation2に暗号技術の組み込みを発表
■URL
http://www.rsasecurity.com/news/pr/010523-2.html
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右からシュネル氏、RSAの伊藤利昭氏、山野修社長
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株式会社ソニー・コンピュータエンターテインメント(以下SCEI)と、米RSA Securityは23日、SCEIのPlayStation2(以下PS2)で、RSAの暗号化ツール「RSA BSAFE」シリーズを対応させ、インターネット通信やPS2用ハードディスクにおいて、セキュリティ確保やプライバシー保護といった機能を持たせることを表明した。
SCEIは、代表的な暗号化通信技術「SSL」の開発ツール「RSA BSAFE SSL-C」を、PS2のソフトウェア開発キットに組み込んで提供する。これによってPS2のソフト開発者は、SSLを使ったWebブラウズやオンライン決済機能を持たせたソフトウェアが開発可能となる。またRSAは、今夏に出荷予定のPS2用ハードディスクドライブユニット向けに、「RSA BSAFE SSL-C」に加えて暗号化ツールキット「RSA BSAFE Crypto-C」をライセンスし、ハードディスクユニットでの暗号化によるデータ保護や、通信時のSSLによるパスワード認証などを可能にする。
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発表内容の相関を説明
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さらにRSAは24日、PS2用のソフトウェア開発者向け技術支援活動である「ツール・ミドルウェアライセンス」についても、「RSA BSAFE」に関するライセンス契約を結んだと発表した。当初は「RSA BSAFE SSL-C」と「RSA BSAFE Crypto-C」の2製品が対象だが、追ってデジタル証明書処理ツール「RSA BSAFE Cert-C」や、IPSecセキュリティプロトコル実装ツール「RSA BSAFE IPSEC-C」もライセンスに加える方向だ。これによって、より高度かつ自在な認証・決済機能をもたせたソフトウェアの開発が可能になるという。また暗号化を利用したセキュリティ機能のソフトウェア実装に対して、コンサルティングサービスなどの技術的なサポートも行なっていくと表明した。なお、今回発表したのはPS2への対応だが、他のゲーム機への対応を訊かれ、「RSAは米Microsoftとの間に国際協定を結んでいるため、X-BOXにBSAFEの機能を持たせてもらうことは可能」(米RSA スコット・シュネル氏)と述べていた。
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(2001/5/24)
[Reported by taiga@scientist.com / aoki-m@impress.co.jp]
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