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■URL
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2001/ipv6-solution.html
「IPv6はようやくスタートの段階。IIJでは、すべての機器で対応していく」と鈴木社長 |
インターネットイニシアティブ(IIJ)は20日、IPv6ソリューションの導入を支援するサービスを7月より開始すると発表した。同社ではすでに、IPv6対応インターネット接続サービスやデータセンターを提供してきたが、コンサルティングやネットワーク運用を含めたIPv6ソリューションサービスを展開する。
現在、ルーターを中心に多くの通信機器メーカーがIPv6対応製品をリリースしているほか、IIJをはじめとしてIPv6による接続サービスを提供する国内ISPも相次いで登場している。しかし、それぞれの分野で製品やサービスが個別に提供されているのが実状で、利用するのは大学やメーカーの研究部門、通信事業者、システムインテグレーターなどごく一部に限られていた。
しかし、政府のIT戦略にも盛り込まれるなどIPv6への関心が急激に高まる中、自動車業界などネットワーク関連以外の業界からの引き合いも増加。「ユーザーがIPv6をビジネスに利用できるソリューション」(IIJの鈴木幸一社長)が求められるようになった。IIJのIPv6ソリューションサービスは、接続だけでなく、コンサルティングやシステム提案、ネットワークの構築およびアウトソーシング、アプリケーション、セキュリティなどを含めて提供しようというものだ。今後、コンサルティング業務などでシステムインテグレーターなどとも提携しながら、共同でソリューションサービスを展開していくという。IIJのIPv6サービスの利用者でもあり、基幹網のIPv6化を推進しているという野村総研と協業する予定だとしている。
さらに、技術協業も視野に入れており、IIJのノウハウを生かしたIPv6製品の共同開発も手がける考えだ。同社では、ISPから集中管理が行なえるオリジナルのルーター製品「SEIL」を提供しているが、すでにIPv6に対応している。今後、SEILの新シリーズにおいて他のISPとも連携したIPv6サービスも展開したいとしている。
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(2001/6/20)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]