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http://www.google.com/press/pressrel/ceo.html
米Googleは6日、Eric Schmidt氏(46歳)をGoogleのCEOとして迎えたことを発表した。Googleの創業者で現CEOであるLarry Page氏(28歳)は製品担当社長に、創業者で現社長のSergey Brin氏(27歳)はテクノロジー担当社長に任命された。Schmidt氏はすでに今年の3月からGoogleの役員会議長を務めていた。
この人事についてPage氏は「EricはまさしくGoogleにぴったりのリーダーだ。彼の幅広いテクノロジーに関するバックグラウンドや、インターネットの潜在的可能性に対するビジョンは、Googleがインターネットの検索とナビゲーションの分野でリーダーシップを取ろうとしている努力を補完するものとなるだろう。彼の管理職としての強力な経験はGoogleが成長と世界的な拡大を続けていく上で助けとなるだろう。そしてGoogleでCEOになろうとする人にとって最も重要なことだが、Ericは我々の企業文化にぴったりの人物だ」とコメントした。
Googleは検索サイトとして驚異的な人気を誇っているサイトで数々の賞を受賞しているが、その企業文化は自由で、さまざまな国の独立記念日やクリスマスなどにはGoogleのトップPageの画像がそれに合わせた絵柄に張り替えられるなど、いつまでも遊び心が絶えない会社としても知られている。
また、最近GoogleがIPOを計画しているとの噂が市場に流れたこともあったが、Google社幹部はこれを即座に否定、計画すらないと言明するという事件もあった。
Schmidt氏はプリンストン大学で電気工学の学士号、カリフォルニア大学バークレー校でコンピューターサイエンスの修士号と博士号を取得した後、ベル研、ゼロックスのPARCでの研究者生活の後Sun MicrosystemsにおいてCTOを務めJavaの開発を牽引した。その後NovellのCEOに就任、現在は退職したが依然Novell役員会の議長でもある。
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(2001/8/7)
[Reported by taiga@scientist.com]