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■URL
http://jprs.jp/info/news/service/
日本レジストリサービス(JPRS)は27日、Internet Explorer 5.0以上で“日本語JPドメイン名”によるウェブアクセスが可能になるサービスを同日より開始したと発表した。IE5のアドレスバーに、例えば「高島屋.jp」と入力すると、同社のウェブサイトが表示される。
同サービスは、IE5が持っている「MSNサーチ」の検索機能と米RealNamesの技術を組み合わせて提供される。IE5では非ASCII文字列がアドレスバーに入力された際、MSNサーチに問い合わせてその検索結果を表示するようになっているが、「.JP」が付いたものについては日本語JPドメイン名と認識。RealNamesの技術により、RACE(Row-based ASCII Compatible Encoding)という方式でASCII文字列にエンコードされ、エンコードされた文字列によりDNSサーバーに問い合わせる仕組みだ。例えば、「高島屋.jp」は「bq--3cnnqxhwlrfq.jp」と変換される。ウェブサイトの表示後も、アドレスバーにはそのまま「http://bq--3cnnqxhwlrfq.jp/」と表示されていることが確認できる。
日本語JPドメイン名によるウェブアクセスができるようにするには、ウェブサイト運営者側があらかじめDNSの設定に、RACE文字列による設定を追加しておく必要がある。JPRSによると、「エスビー食品.jp」「カルピス.jp」「資生堂.jp」「セガ.jp」「高島屋.jp」「チョーヤ.jp」「日本航空.jp」「ぴあ.jp」「ファミリーマート.jp」「ブルボン.jp」「日本語ドメイン名協会.jp」「ジェーピーニック.jp」「日本レジストリサービス.jp」「ジェーピーアールエス.jp」、大阪市立大学の「銀杏祭.jp」、東京工業大学の「工大祭.jp」、奈良女子大学の「恋都祭.jp」などが閲覧できるとしている。なお、日本語JPドメイン名のDNS設定用ツールは、JPNICが開発・公開している。
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(2001/8/27)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]