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■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws010830.htm
エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は30日、リモコン操作でインターネットが楽しめる、テレビ用セットトップボックスの新機種「わくわくステーションII」を発売すると発表した。ブロードバンドの普及をふまえ、10/100Base-TのEthernetポートを装備するとともに動画再生ソフトを搭載、CPUもスペックアップした。これにより、ADSLやCATVモデムと接続し、ストリームコンテンツが再生できるようになった。
OSや動画再生ソフトの違いにより、「Type D」と「Type E」という2機種がラインナップされている。Type DがWindows CEとWindows Media Playerの組み合わせ、Type EがLinuxとRealPlayerの組み合わせだ。このため、視聴できる動画コンテンツがいずれか一つに限定されてしまうのがネックだが、NTT-MEによると、両方対応できるのが理想だがコストとの兼ね合いにより割り切った構成にしたという。いずれも価格は5万円程度で、Type Eが12月はじめ、Type Dが来春の発売予定となっている。
「わくわくステーション」シリーズはこれまで、一般の個人ユーザーのほか、ホテルや病院、宗教法人などの各種団体向けソリューションとしても販売。発売開始から約1年半で7万台前後を出荷しているという。しかし、「操作性などの問題により、目標からはほど遠い」(NTT-MEわくわくステーション販売本部の平賀三男部長)出荷実績に止まっていた。
その一方、わくわくステーションの利用形態としては“映像配信型”が増加しているとしており、新機種での機能アップにより販売の大幅増加につなげたい考えだ。例えば、教祖や開祖が信徒向けに説法を配信する用途などに最適だとしており、宗教法人も大きなターゲットの一つになりそうだ。2機種合計で、2002年3月までの初年度が10万台、さらに来年度は100万台の出荷を目指す。
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(2001/8/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]