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■URL
http://java.sun.com/j2ee/sdk_1.3/index.html
米Sun Microsystemsは18日、企業向けJava「Java 2 Platform, Enterprise Edition」(J2EE)の新版「1.3」の開発を完了し、ソフトウェア開発キット(SDK)を無料公開した。J2EE SDKには、開発者がJ2EEアプリケーションを試作したり、J2EEのプラットフォームや技術について習得できるよう、サーバーでの実装例やツールが含まれている。
新版には、「Servlet」や「JavaServer Pages」を扱うためのWebサーバーとして「Tomcat 4.0」コンテナが含まれる。これによりServletがアプリケーションレベルでのフィルタリングに対応するほか、JSP pageがXMLページ構文に対応するようになる。また、「J2EEConnector Architecture」を組み込み、既存の企業システムとの連携を強化した。
J2EEに含まれる、企業向けJavaコンポーネント技術「Enterprise JavaBeans」(EJB)も新版の「2.0」に更新され、メッセージング用コンポーネントの追加や、EJBコンテナとの相互運用性などの機能強化が図られている。
J2EE 1.3 SDKは、SPARC版Solaris、Windows NT4.0/2000、Redhat Linuxに対応し、動作には「Java 2 SDK, Standard Edition」(J2SE)が必要。なお、J2EE SDKはアプリケーションを配信するための開発環境として利用することはできるが、製品に組み込む場合には別途、ライセンス契約が必要だ。
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(2001/9/20)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]