マイクロソフトなど各社、続々と「Nimda」対応策を発表

■URL
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/nimdaalrt.asp
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.nimda.a%40mm.removal.tool.html
http://www.nai.com/japan/nimdatool.asp

マイクロソフトの対策ページ。トップページの一番目立つところにリンクが張られている

　マイクロソフト株式会社は、急速に被害を広げている新種ワーム「Nimda」に対応するために臨時無料電話相談窓口「ウィルス対策情報特別窓口」を9月21日に開設した。また、20日のトレンドマイクロ株式会社に続き、21日には株式会社シマンテックや日本ネットワークアソシエイツ株式会社(以下NAI)など、大手ベンダー各社が相次いで「Nimda」駆除・対策ツールを発表した。

　マイクロソフトが開設した臨時無料電話相談窓口「ウィルス対策情報特別窓口」は、フリーダイヤルでユーザーからの問い合わせに対して相談を受ける。21日13時より受付を開始し、既に問い合わせが来ているという。通常、日曜・祝日は対応しないが、緊急性を考えて23日と24日は10時～17時までの間相談を受け付ける。現在マイクロソフトでは、この電話窓口以外に、セキュリティー関連メーリングリスト登録者数万人に緊急情報を配信するほか、Web上で随時最新情報を提供して、ユーザーの注意および対策を喚起していくという。

　シマンテックとNAIは、21日にそれぞれ「Nimda」駆除・対策ツールの配布を開始した。シマンテックの駆除対策ページでは、克明に駆除・対策ツールの使用方法や対策方法が説明されている。OS毎に順序を追って説明されているので、初心者でも分かりやすくなっている。なお、両社が提供する駆除・対策ツールとも、ウィルスの駆除以外にウィルスによって作成されたネットワーク共有の削除とレジストリーの修正、およびGUESTアカウントの削除などを行なう。また、アクセス過多によるWebページの閲覧負荷を下げる為にシンプルなTOPページへと変更している。これは、9月20日よりウィルスベンダー各社にアクセスが集中しWebページ閲覧しづらかったものを改善する為だ。

　また、トレンドマイクロ・シマンテック・NAIといった大手ベンダー各社は、緊急「Nimda」ワーム対策セミナーを各所で開催する。これは、電話やメール等で対応できないユーザーに対して行なうものだ。

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(2001/9/21)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]