【ブロードバンド】

WIS、東急沿線エリアで無線常時接続サービスを提供
東急電鉄と提携、月額1,980円

■URL
http://www.wis.ne.jp/


WIS社長・大石智一氏

 ワイヤレスインターネットサービス株式会社(WIS)は、東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)と業務提携し、東急田園都市線・東急東横線などの東急沿線エリアにおいて2Mbpsの無線インターネット常時接続サービス「WIS-net powerd by 246-net」を11月から提供すると発表した。

 サービス料金は、月額利用料1,980円、機器使用料770円で、初期費用は加入手続料5,000円のみ。仮申込みを10月1日よりWISのサイト上にて受付開始する。バックボーンには東急電鉄が所有する鉄道敷光ファイバーを利用し、駅および駅周辺の建物に無線ブリッジを設置、周辺約10km程度のエリアにサービスを提供する。1エリアあたりのサービス提供可能ユーザー数は512。提供エリアは東急線沿線の神奈川県横浜市青葉区・緑区、川崎市宮前区となっているが、その地域のオフィスビルオーナー、マンション管理組合に対して基地局の募集を大々的に行ないエリアを拡大していく予定だという。

 WIS代表取締役社長の大石智一氏は、「Yahoo!BB」「So-net」の料金をあげ、WISの低料金をアピール、また、WISの強みとして、日本コンピュータグラフィック株式会社との共同開発による3次元戦略エリア地図システム「3D-SAMS」をあげた。これは、基地局から子機までの電波状況確認などを行なうもので、エリア内のユーザーがすぐサービスを使えるかどうかの可否を、おおよそ48時間以内には伝えることができるという。

 なおWISは、25日に株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)との業務提携を発表しており、NTT-MEが全国に敷設している光ファイバー通信網「XePhion」をバックボーンとしたサービスを11月より提供する。WISとしては、こうしたバックボーンを持つ企業との提携によりサービスを拡大する構えだ。

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(2001/9/27)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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