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イー・アクセス、IP電話サービスの料金体系を明らかに~国内通話は全国一律料金に~

■URL
http://www.eaccess.net/jp/

 イー・アクセス株式会社は、マイクロソフト株式会社が提供する「Microsoft Windows Messenger」(以下「Windows Messenger」)の最新バージョンで提供されるIP電話サービス(以下VoIP)の料金体系などを明らかにした。

 VoIPサービスは、インスタントメッセージングソフト「Windows Messenger」の次期バージョンであるバージョン4.5から対応可能。また、バージョン4.5はマイクロソフトのサイト上で10月下旬よりダウンロード可能になり、バージョン4.5を搭載した「Windows XP」の発売日11月16日にあわせてサービス開始する予定。OSもバージョン4.5をインストールすれば、「Windows98/2000/Me」などにも対応する。料金は、月額350~400円程度を予定しており、国内・国際宛て一般加入電話に対して発信が可能となる。国内発信料金は全国一律になる予定。なお、携帯電話への発信も導入実験は完了しているが、時期・料金等については未定。

 VoIPのサービスは、当初イー・アクセスの独占で提供される。音質を重視しており、帯域として100KB程度使用することから、ダイヤルアップ・ISDN回線での接続は、事実上難しくなる。ADSL接続サービスとは全く異なったサービスとなるので、通常のADSL契約とは別契約が必要だ。

 また、通話を行なう為に「マイク・スピーカー」や「グローバルIP」が必要となる。従って、ルーターのNAT機能によりプライベートIPが振られている場合は、ブリッジ接続を行なってグローバルIPを割り当てるなどの対応が必要だ。イー・アクセスはこれらの問題について「初心者には、ルーターのNAT機能やブリッジ接続などの設定は難しい。これに対応する為、ルーターメーカー会社やマイクロソフトと連携して、パッケージ化するなどの対応を取っていきたい」と語っている。

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(2001/10/16)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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