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株式会社三菱総合研究所とインテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社 は19日、次世代IX(Internet eXchange)の情報提供と推進のため「次世代IX研究会」を発足した。両社は通信・放送機構(TAO)の委託研究によってそれぞれ次世代IXの研究を進めていた。研究会では両社の研究を共同で進めるとともに、さらに他社との連携を図る。なお、研究会は今のところ2002年3月までの設置となっており、メーリングリストなどにより情報交換を図っていくという。
次世代IXとは「広域分散型IX」「光スイッチング」「VLAN」などの技術を用いたIXを指す。その中でも重要な課題となっているのはIXの分散化だ。現在、IXの東京集中に伴いトラフィックも東京に集中している。そのため、回線効率が悪かったり、安全性や信頼性などが問題になっている。そこで、トラフィックを東京に集中させないために、全国各地にIX設置を推進。IX設置のための技術の開発を進め広く公開する。なお、研究会には、日本テレコムやNTTコミュニケーションズなどの通信会社、東芝や日立などの情報機器メーカーほか40団体が所属しており、今後も会員を募集するという。
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(2001/10/19)
[Reported by adachi@impress.co.jp]