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■URL
http://www.voicexml.org/pr20011023.html
http://www.w3.org/2001/10/voicexml-pressrelease.html.ja
Web技術の標準化団体W3Cは23日、XMLをベースとする音声対応のWebページ記述言語「VoiceXML 2.0」のワーキングドラフトを公開した。W3Cは併せて、VoiceXMLの開発や推進を目指す業界団体「VoiceXML Forum」と提携し、覚書に署名したことを明らかにした。
VoiceXMLは電話を通じて、音声による命令や合成音声を用いてWebにアクセスできるようにする仕様。これにより、目の不自由な方や、運転中で手や目が離せない状況でも、Webアクセスが可能となる。
VoiceXML 2.0では、音声合成やデジタルオーディオ処理、音声やDTMF(タッチトーン)入力の認識、音声入力の録音、電話機能、双方向会話などに対応するよう設計されている。これにより、対話型の音声応答アプリケーションに、Webコンテンツの利点を提供できるようになる。
当初、VoiceXMLの開発はVoiceXML Forum内で行なわれていたが、W3Cのワーキンググループとの共同作業への要求が高まり、覚書への署名が実現した。双方の合意に基づき、W3CがVoiceXMLの技術開発を担当し、VoiceXML Forumは引き続きVoiceXMLの技術採択に対して主導的な役割を果たすことになる。
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(2001/10/24)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]