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Yahoo!開通までの道のり
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本誌では、11月にアンケート「Yahoo!BBに関するご意見を募集」を行なったが、さまざまな意見が寄せられた中でも、特に多くの読者の方から「是非odyouさんを取材して下さい!」というご要望を頂いた。
“odyouさん”とは、7月に申し込みを行なってから、現在に至るまでのYahoo!BB体験談を、サイト「Yahoo!BB開通までの道のり~放置プレイの後に快感はやってくるのか!?~(以下、Yahoo!開通までの道のり)」にて公表し、その独特の語り口調で一躍人気を集め、数日間で数十万アクセスを達成したサイトの運営者である。そこで今回、INTERNET Watchでは、読者の代表としてodyouさんに対するインタビューを行なった。
●「怒りに任せて書き上げました」~サイト開設までの経緯
INTERNET Watch編集部(以下、IW):まず、サイト開設の動機はなんでしょうか?●「多くの人が反響・共感してくれているのだな」~サイト開設後の心境odyouさん(以下、odyou):Yahoo!BBの現状について、とにかく多くの人に分かって欲しかったからです。Yahoo!BBとのやり取りの中で、とにかく「くやしい」と感じました。そして、「絶対、負けるもんか」と思い、自分を奮い立たせる意味も込めて作成しました。
インターネットなどに余り関心のない人の場合、Yahoo!BBに受けた対応について話ても、信じてもらえなかったからです。それほどYahoo!BBの対応の悪さが常識から外れたものだったからでしょう。
また、私がサイトを開設した当初は、Yahoo!BBに関して情報交換をするための掲示板やチャットサイトなどは多数ありましたが、「Yahoo!開通までの道のり」のような、詳細に自分の詳細を述べたサイトが余り無く、その事も「自分の状況を多くの人に知らせたい」という思いになった一因です。
当初は、内輪で回し読みする程度のつもりで怒りに任せて書き上げました。完成後知人に読んで貰い、「Yahoo!BBは酷いね」という感想を期待していたのですが、返ってきた答えが「笑えた。面白い」というものでした。それで、サイトを公開することにしました。
IW:周りからの反応を知ってからは、どのような心境の変化があったでしょうか?odyou:友人の反応が良かったものの、半信半疑でサイトを公開し、掲示板2箇所に宣伝を書いたところ、あれよあれよという間にアクセスがアップしていき、気が付いたら1日7~8万アクセスされていました。反響に対する第一印象は、とにかく驚きました。「悪意のあるユーザーに不正アクセスをされているのか」と思い、ログを見たりしましたが、IPアドレスなどから判断しても、多くの人が見ていることが分かりました。
掲示板などでは、賛否両論ありましたが、「多くの人が反響・共感してくれているのだな」と感じました。しかし、プレッシャーも多少感じました。
IW:odyouさんのADSL申し込み経緯について、概要を教えてください。
odyou:まず、自分の局舎の場合、選択肢としてYahoo!BBが発表を行なった6月時点で、NTTかYahoo!BBしかありませんでした。これは、現在でも変わりません。料金・速度的に言っても、Yahoo!BBは魅力的でしたので、申し込み開始と同時に申し込みを行ないました。暫くは、問題もなく時間が過ぎていきました。
「おかしいな」と思い始めたのは、9月始めにモデムが送られてきてからです。突然モデムが送られてきて、同時期に送られてきたメールを読むと「モデムが到着して2~3日で開通します」と書かれているのに、いくら繋げても開通しなかったからです。その頃から掲示板などを読んで、情報収集を始めました。情報収集をしたところ、問題がありそうだったので、116に電話し、Yahoo!BBのサポートセンターの電話番号を入手し、電話したことが始まりです。
IW:その後は、サイト上に書かれている通りですね。では、現状はどうなのでしょうか?
odyou:現状は、回線距離が4.2Kmあることが判明し、Yahoo!BB担当者に「フレッツ・ADSL」を勧められ、Yahoo!BBを解約し「フレッツ・ADSL」を申し込みました。その後もYahoo!BBとやり取りがあったのですが、現在は「フレッツ・ADSL」の開通待ち状態です。ですが、最近Yahoo!BBの技術本部長さんから連絡があり、「フレッツ・ADSL」が駄目だった場合は「Yahoo!BB側で『リーチADSL』を用意する準備ができている」と言ってきているので、「フレッツ・ADSL」が駄目だった場合は「リーチADSL」にするかもしれません。
IW:Yahoo!BBは、「リーチADSL」の導入に関して、具体的な発表は行なっていませんが。
odyou:はい。Yahoo!BBの技術本部長さんの話によると、「現在実験段階で、都内など数箇所で試験的に提供しているだけだ」ということです。私の局舎には、「既に『リーチADSL』の機材が設置してあるので、ポートの確保まではできないが、機材的な準備はできているので、要望があれば応えることはできる」という事です。
IW:では、「フレッツ・ADSL」とYahoo!BBで「リーチADSL」の二つの選択肢がある訳ですね。ADSLが開通したら、サイトは続けるのでしょうか?
odyou:ADSLが開通したら、サイトは更新しないつもりです。当初からの目的が「とにかく多くの人に分かって欲しかったから」ですので、この趣旨から外れたサイトにするつもりは全くありません。開通するまでは、今の形式のまま更新はしていきます。
IW:本誌では、今後Yahoo!BBに対しても話を聞く予定です。Yahoo!BBに対して、聞きたいことなどはありますか?
odyou:私は、「サポートが、なぜいい加減になってしまったのか?」、「サポート混乱の理由に『DBが壊れてしまったため』と説明されたが、それに対しての正式な謝罪な説明がない」「DBの重要性を分かっていなかったのでは?」「サポートが偽名を使っているのはなぜか?問題とは思っていないのか?」という疑問点があります。
IW:最後に、現在まだ開通していないYahoo!BBユーザーの方に対してメッセージを下さい。
odyou:私は、Yahoo!BBの対応に「悔しい」と思い、「負けたくない」という思いからサイト制作しました。未だ開通していない方も、是非「負けるもんか」と泣き寝入りをしないよう、頑張ってください。
IW:有難うございました。
■個人データ
管理人:odyou(20代、女性、会社員)
●まとめ
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(2001/12/3)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]