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■URL
http://www.ipcar.org/
http://www.jsk.or.jp/news/probe20011203.pdf (発表資料のPDFファイル)
「IPCar実証実験」のウェブサイトでは、収集されたデータをもとにした道路の速度情報などが閲覧できる |
自動車を動くセンサーと見立て、実際に各地を走行している車両から送信された位置情報や速度などのデータをもとに、渋滞や天候などさまざまな情報サービスを提供しようという“インターネット自動車”のフィールド実験が、今年度もまた横浜市でスタートした。自動車走行電子技術協会(自走協)と新交通管理システム協会による、「プローブ情報システム(愛称:IPCarシステム)」の共同実験が12月3日から行なわれている。
自走協によるIPCarシステムの実験は、昨年度も同じ横浜市内で実施されたが、今回はより事業化を意識した実験になっているという。GPSによる位置データや車速データのほか、ウインカーやパーキングブレーキの動作状況のデータを実験センターに収集し、「正確な旅行時間を算出しやすい仕組み」を構築するとしている。バス84台、タクシー140台を含む266台の商用車両にIPCarシステムの端末を搭載するほか、今回はタクシー無線も利用。端末を搭載していないタクシーの位置情報なども活用する。実験は2カ月間にわたって行なわれる予定だ。
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(2001/12/14)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]