【通信業界】

NTT-ME、首都圏の公団住宅向けに接続サービスを提供
~2003年度までに22,000戸程度

■URL
http://www.ntt-me.co.jp/ (NTT-ME)
http://www.udc.go.jp/ (都市公団)

 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は9日、都市基盤整備公団(都市公団)が新たに建築する賃貸マンションに100Mbpsの常時接続サービス「bb-east」を提供すると発表した。政府では、e-Japan戦略に基づき、都市公団に接続サービスを提供する業者を公募していたが、その審査の結果NTT-MEが選ばれた。

 NTT-MEは2003年度までに都市公団が新たに建築するマンション22,000戸を対象に100Mbpsの常時接続サービスを月額1,750円で提供する。マンション内は都市公団が設置する100Mbpsのイーサーネット、インターネットからマンションまでは「Bフレッツ・ビジネスタイプ」(最大100Mbps)などを利用してNTT-MEが所有する都市公団向けサービス専用のバックボーンに接続する。基本サービスとして、メールアドレス、10Mバイトのホームページスペース、24時間サポートがある。

 また、オプションサービスとしてIP電話サービス「WAKWAKコール・ゴーゴー」などを提供する。WAKWAKコール・ゴーゴーは、基本料金月額2,200円でサービス利用者同士は無料、一般電話への通話も可能だ。利用には、IP電話機(20,000円程度)または既存の電話機とIP網を接続するVoIP-TAとSOHOルーター(50,000円程度)が必要となる。サービス開始は2003年4月から。さらに、コンテンツ配信サービスも提供し、地域IP網などにCDNサーバーを設置することで、ユーザーは快適にストリーミングを見ることができるという。

 NTT-MEでは、今後は他業者マンションへの導入も進めていくとしている。

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(2002/1/9)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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