【ストリーミング】

動画にCMを組み込んで配信する「PaSaTa」が2月開始

■URL
http://www.pasata.net/

PaSaTaのプレイヤー画面
 ソニーグループの広告会社・インタービジョンが設立した「株式会社パサタ」は、動画コンテンツに広告映像を配信・挿入するサービス「PaSaTa」のプレサービスを2月1日から開始すると発表した。

 「PaSaTa」とは、ソニー・インターネット研究所で開発した技術を使った、広告映像配信サービス。視聴者の登録情報と広告主・コンテンツホルダーの情報をマッチングさせ、視聴者がストリーミングで映像を見る際、最適な広告映像をその都度選択し。映像に挿入して配信する。挿入箇所は映像開始前、途中、終了後など複数箇所が設定でき、コンテンツホルダーが希望の箇所を選べる。いわばストリーミング映像にCMを組み込むもので、視聴者にとってはCMが入ることで、通常有料で配信されるようなコンテンツを無料で視聴できるメリットがある。

 すでにサイトで「PaSaTa」のユーザー登録を開始しており、現在は「必見!中古PC高額買取ガイド」、「ジョーン・スミスのスター・ナビゲーション」の2つが試験的に配信されている。視聴する際に「PaSaTa」のIDとパスワードを入力すると、RealPlayerを組み込んだ専用ブラウザーが立ち上がり、視聴可能になる。

 「PaSaTa」は2001年夏に約1,200名のモニターを対象に配信実験を行なっている。そこで8割以上のモニターから「ストリーミング映像に合わせて配信される広告を見たい」という評価を得て、事業化した経緯がある。プレサービス開始時にはコンテンツを大幅に充実させる方向で、4月の本格サービス開始までに5~10万人のユーザー登録獲得を目標にするという。また今回、株式会社Jストリームと「PaSaTa」の配信に関する業務提携も発表した。

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(2002/1/16)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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