【セキュリティー】

マイクロソフト、セキュリティーチェックツールの新版を公開

■URL
http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/JP303/2/15.asp
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/tools/hfnetchk.asp

「Hfnetchk」を実行した画面。
いくつかのパッチがあたっていない事が分かる。

 マイクロソフト株式会社は、Windowsのセキュリティーパッチ導入状況を調査するツール「Hfnetchk」の最新版バージョン3.31を発表した。対応OSは、「Windows XP/2000/NT 4.0」となっている。

 「Hfnetchk」は、米Shavlik Technologiesが開発し、マイクロソフトに提供しているツールだ。マイクロソフトが作成しているセキュリティーパッチのデータベースとマシンの状況を照合して、セキュリティーパッチの導入状況一覧を表示する。「Windows XP/2000/NT 4.0」などのOSに適用されているセキュリティーパッチ以外にも、「IIS 4.0/5.0」、「SQL Server 7.0/2000」、「IE 5.01以降」などに関しても、セキュリティーパッチの導入状況について調査することが可能となっている。

 なお、「Hfnetchk」を日本語環境で利用する際は、最新の日本語版XMLデータベースが必要になるので、「Hfnetchk」と共にマイクロソフトのサイト上からダウンロードする必要がある。この日本語版XMLデータベースは、マイクロソフトが作成しているセキュリティーパッチのデータベースと連動し、最新のセキュリティーパッチ情報を提供するというものだ。

 実際に「Hfnetchk」を利用する場合には、「Microsoft ダウンロード センター」より「Nshc331.exe」と「stksecure.xml」をダウンロードする。これらのプログラムを適当な同じファイルに展開し、「ファイル名を指定して実行」にてプログラムを実行する。このように、比較的煩雑な操作が必要な為、初心者向けというよりは、複数のマシンやサーバーのセキュリティーパッチ導入状況を管理しなければならない、管理者に有用なソフトといえる。

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(2002/1/24)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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