【業界動向】

次世代のWindows Media技術「Corona」を多数の企業が支持
~Microsoft発表

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Apr02/04-08ISVMomentumPR.asp

 米Microsoftは8日、米ラスベガスで開催されている放送機器展「NAB2002」において、次世代のWindows Media技術「Corona(開発コード名)」が、ビデオ・オーディオ関連の大手ハードウェア/ソフトウェアメーカーからの支持を得たと発表した。これらの企業には、ビデオキャプチャーやビデオ制作、高解像度マルチチャンネルオーディオ制作ソリューションなどの大手開発会社が含まれている。

 Coronaは、バッファによる遅延をなくした「Fast Stream」機能を備え、ブロードバンドで「即時オン」や「常時オン」といったストリーミング再生が可能となる。また、新版のオーディオ符号化方式「Windows Media Audio Professional」では、5.1チャンネルのサラウンドサウンドに対応するほか、新版のビデオ符号化方式「Windows Media Video codec」では従来版に比べて圧縮効率を20%高めているという。

 大手企業からCoronaに対する支持を得たことで、インターネットでのメディア配信だけではなく、プロ用のメディア制作技術として主流になるとアピールしている。各社は既に、Coronaのオーディオ/ビデオ技術を様々なハードウェア/ソフトウェアソリューションに統合する作業を進めているという。

 Coroaに対応する企業には、ビデオ関連では米Adobe SystemsやAvid Technology、仏Thomson Broadcast Solutionsなどが、オーディオ関連では米Creative LabsやEcho Audio、独Steinberg Media Technologies、Syntrillium Softwareなどが含まれている。

◎関連記事
米Microsoft、ストリーミング技術の次期版「Corona」を披露

(2002/4/9)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.