■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-04/sunflash.20020423.1.html
http://wwws.sun.com/software/jxta/
米Sun Microsystemsは23日、JavaをベースとしたP2P技術開発計画「Project JXTA」の成果を発表した。Sunは2001年4月25日、オープンソースコミュニティを通じて同計画を推進すると発表。それから1年が経ち、現在では数千人もの開発者や数十校の大学、企業がJXTAベースのサービスやアプリケーションの開発や研究を行っているという。
JXTA技術を利用したり、評価を行なっている企業や組織には、スウェーデンのEricsson Microwave、米Hughes Network Systems、Sony of America、米航空宇宙局のジェット推進研究所、不動産会社の公認マークを発行するNational Association of REALTORS、カナダのResearch In Motion、独Siemens Corporate Technologyなどが名を連ねている。
このように、無線技術や政府機関、メディア、不動産、家電など、さまざまな業種の企業や組織がJXTA技術を用いて、ワークグループ用の協調作業やリソースの共有、次世代の無線/コンテンツ共有ネットワークなどの分野で開発や研究を行なっている。
JXTAベースの技術への対応や展開も、独立系ソフトウェア会社とともに拡大している。AvakiやCimpler Technologies、Improv Technologies、Inclusive Softwareなどのソフトウェア会社が、ワークグループ用の協調作業や開発ツール、コンテンツ共有ツールなどを提供している。
Project JXTAのMike Clary副会長は「これは、JXTAやP2P技術全体にとって、ほんの始まりに過ぎない。この技術が拡大し、さまざまな企業がJXTAベースのアプリケーションを開発して競争上の利点を得たとしても、驚くには至らない。我々は、JXTAの最初の記念日を祝福するとともに、P2Pアプリケーションやサービスを開発、提供するための主要プラットフォームとして認識されつつあると見ている」とコメントした。
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(2002/4/24)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]