株式会社有線ブロードネットワークス(USEN)は25日、光ファイバーケーブルと同軸ケーブルを組み合わせた接続実験を6月より開始すると発表した。通信速度は最大30Mbps。同社は、全国各地に有線音楽放送用の同軸ケーブルを保有しており、これを有効活用してFTTHサービスよりも広いエリアで接続サービスの提供を行なうとしている。
実験では、光ファイバーケーブルと同軸ケーブルを組み合わせたネットワーク「HFC」(Hybrid Fiber Coax)を構築する。実験では、技術的な検証のほかマーケティングに関わる調査も行なうという。
実験期間は8月末までの予定。エリアは東京都世田谷区の一部となり、同社のサービスに加入していなくてもモニターとして応募できる。同社では、2002年度内の商用化を目指すとしている。
なおHFCを利用したサービスとしては、マンション向けブロードバンドサービスの「PowerBand」や、CATVインターネットのイッツ・コミュニケーションズなどがある
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(2002/4/25)
[Reported by adachi@impress.co.jp]