■URL
http://www.realnetworks.com/company/press/releases/2002/sony.html
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200205/02-0501/
ソニー株式会社と米RealNetworksは4月30日、戦略的提携を結んだと発表した。今回の提携により、ソニーのデジタル機器にRealNetworksのコンテンツ配信技術を組み込まれることになる。また、ソニーはRealNetworks株式の約1%を取得する。
今回の提携には、「RealNetworksの製品へのソニーのオーディオ圧縮技術「ATRAC3」の統合を進める」、「ソニーのネットワーク家電にRealNetworksの製品を採用する」「RealNetworksの『RealOne』などの製品と、ソニーの携帯型プレイヤー『NetMD』や著作権保護技術『OpenMG』対応機器などとの互換性を高める」といったことなどが含まれている。
さらに、ソニーのOpenMGをRealNetworksのデジタルコンテンツ配信ソリューションに組み込む。ソニーは、この統合ソリューションをネットワーク対応オーディオ製品や家庭用ゲーム機「PlayStation 2」などに採用する計画だ。
両社はこれまで、2年以上の提携関係にあり、今回の提携はこれを強化するものとなる。民生機器の展示発表会「Winter CES 2000」において、両社は共同で、RealNetworksの「RealPlayer」や「RealJukebox」に、ソニーの「ATRAC3」や「OpenMG」を組み込み、PCユーザーに統合商品の普及促進を図るとともに、ソニーの機器に統合商品を組み込んで提供すると発表している。
RealNetworksのRob Glaser会長兼CEOは「今回の提携は、長年にわたるソニーとの有益な関係を前進させるための重要なものだ。ソニーと提携を結ぶことで、ネットワーク対応のデジタルメディアを世界の数億人の消費者に提供していきたい」と語った。
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(2002/5/1)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]